美作地域歴史研究連絡協議会 年度総会

総合 総会であいさつする橋本会長
         

 美作地域歴史研究連絡協議会(略称・美作歴史ネット)の本年度総会が22日、岡山県津山市川崎の津山東公民館で開かれた。会員が減少する中、10年間の活動で一定の成果を上げたことから、今夏の地域研修を最後に解散することを決めた。
 構成団体や愛好者ら会員約20人が出席し、橋本惣司会長が「美作国建国1300年を機に立ち上げ、地域の調査研究をする中で『美作の道標と出雲往来一里塚』など3冊の書物を発行するなど成果を残すことができた。参加団体の高齢化、会員数の激減、コロナ禍の影響もあり、苦渋の決断をした」とあいさつ。
 議事に移り、解散について承認したほか、事業計画では最後の活動として8月25日、真庭市の蒜山地域での地域研修「蒜山原の陸軍演習場関連遺跡を訪ねる会」を実施することを申し合わせた。
 この日は総会に先立ち美作歴史ネット主催の講演会もあり、真庭地域で1726(享保11)年に起こった「山中一揆」の中心人物とされる高橋半六(ひなたノ半六)をテーマに山中一揆義民顕彰会の浜子尊行会長が話し、愛好者約70人が熱心に耳を傾けた。

総会であいさつする橋本会長


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