第6回「西苫田地区防災・防疫訓練」が9日、美作大学・同短期大学部(北園町)で行われた。15町内の住民や企業の社員をはじめ、消防団、愛育、民生児童委員、同大学生ら計約300人が有事の際の対応について認識を深めた。
コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となる訓練は、市連合町内会西苫田支部自主防災・防犯連絡協議会が主催。この日は、雨天の影響で避難訓練を中止した。
開会式で髙山康晴会長は「互いを思いやり、助けあいながら、自助と共助の力で地域の安全、命を守っていこう」とあいさつした。応急手当の講話で、津山圏域消防組合の職員から心肺蘇生法やAEDの使い方の説明を聞いた住民らは、訓練用の人形を使って心臓マッサージを実践した。また、津山第一病院の看護師による「避難所での新型コロナウイルス感染予防対策」の講話に耳を傾けた。
上河原の岸本睦美さん(62)は「とても勉強になった。さまざまなことを学んでおくと、災害時に冷静に行動できるようになる」と話していた。
同協議会と美作学園は今年3月、災害に係る協力体制に関する協定を結んでおり、学園は救助活動拠点として大学施設の一部を開放している。
美作大学と同短期大学部 第6回「西苫田地区防災と防疫訓練」