美作大学と同短期大学部 防災士養成講座開講

総合
         

美作大学・同短期大学部(北園町)の「防災士養成講座」が30日開講した。災害時のリーダーを育成しようと今年で3年目の取り組みで、1年生を中心にした学生68人と市民1人が熱心に受講している。
 自然災害が目立ち地域で働く人材にとって防災知識が重要になる中、同大は防災士研修実施教育機関として認定を受け、2020年度から全学科で防災士資格取得試験受験資格の取得を可能とした。
 9日の修了式と試験まで、災害の基礎知識、災害医療と心のケア、復旧・復興と被災者支援、災害ボランティア活動など多岐にわたる内容を各分野の専門家から学ぶ。
 初日は「地震・津波による災害」と題した講義があり、同大の下池洋一講師が近年の台風災害などにふれ「過去の教訓に学び、事前の計画・訓練で減災は可能。防災士として災害教訓を学び、自ら実践し、家庭、地域、企業の防災対策に貢献を」と述べた。
 社会福祉学科の1年女子(19)は「災害が身近なところで増えてきたので勉強したいと思った。実際に発生した時に周囲の人を助けられるようになりたい」と話していた。


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