新型コロナの影響で経済的な不安を抱える美作大学・同短期大学部=岡山県津山市=の学生を支援しようと、市内の飲食、理美容店などの有志が12日、構内に無料ブースを設け、人気を集めた。
旅館お多福=津山市=の竹内崇さん(38)が企画。他3店舗とともにボロネーゼ丼、牛スジ煮込みカレー、タイ風チキンライスなど計約130食を振る舞った。理美容は、2店がネイルケアや前髪のカットといったサービスを提供した。
午前11時にスタートし、わずか20分ほどで全食の配布が終了。理美容のブースも女子学生たちが次々に訪れていた。アルバイトの収入が減ったという食物学科2年・山内彩加さん(19)は「最近の食事は自炊と学食が中心だった。振る舞ってくれた料理は本格的でおいしく、食費の面でも助かる」と話した。
竹内さんは「県外から夢や希望を持って入学した学生が多い中で、なんとかしてあげたかった。明るい気持ちになってもらえたら、取り組んだ意義を感じる」と語った。
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牛スジ煮込みカレーをもらう女子学生
美作大学・同短期大学部の学生に飲食、理美容店などが無料ブーム設置/岡山・津山市
- 2020年6月13日
- 教育・保育・学校