美作大学生が手漉き和紙体験

歴史・文化 美作大学生が手漉き和紙体験
         

 小学校教諭などを目指す美作大学児童学科の学生が22日、総合学習論の授業の一環で、上横野の上田手漉和紙工場を訪れ、県伝統的工芸品・横野和紙の紙すきを体験した。
 3年生約40人が参加。県重要無形文化財の職人・上田繁男さん(78)に教わった。ミツマタの繊維とトロロアオイを混ぜた液をけたですくい、均一になるよう慎重に前後に揺らした。だまができる人が多く、上田さんに手伝ってもらいながら1枚ずつ仕上げた。
 ?舘優輝さん(21)は「素早くすくうのがこつと分かった。先生になって子どもたちを社会科見学に連れていく際、実体験する大切さなどを伝えたい」と話した。上田さんは「1枚の紙を作るのに、どれほどの手間や苦労がかかるかを知ってもらえたのではないかと思う」と述べた。

横野和紙の紙すきを体験する学生


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