美作高校(山北)と就労移行支援事業所「ハタラクコト」を運営するNPO法人未来へ(中之町)は2日、連携・協力に関する協定を結んだ。通信課程の生徒を加茂町桑原の同事業所で受け入れ、就労支援の取り組みを進める。
協定概要は、障害者福祉サービス受給者証を取得し、卒業前1年を迎えた生徒を対象に、個々の特性に合わせたプログラムによるコミュニケーショントレーニングなどの就労訓練、就活サポート、定着支援も行う。
同校での調印式には、藤原修己美作学園理事長、同NPO顧問の松本義隆市議らが同席し、早瀬直紀校長と藤本優同NPO理事長が協定書を交わした。
早瀬校長は「地域に貢献できる人材の育成を掲げる中、さまざまなリスクを抱える生徒たちの就労につながることを期待している」。
藤本理事長は「学生の受け入れを行政が特例として認めてくれたことは今後の布石にもなる。コロナ禍の中、就職困難な若者たちの支援につなげていきたい」と述べた。
美作高校とNPOと協定
- 2021年8月4日
- 教育・保育・学校