美作学園が椿高下に建設を進めていた美作高校の新女子寮「美楓館」(20室、80人収容)の竣工式が20日行われ、関係者が完成を祝った。22日から利用開始する。
新女子寮は旧寮の老朽化などに伴い、建設。県北遠隔地などで通学困難な生徒や、学力・スポーツ技術に優れた生徒、地域交流で活躍する生徒らを応援し、地域で育てようと整備した。
敷地面積は1509平方メートル、建物は鉄骨造3階建て延べ1248平方メートル。1階は大浴場や食堂、厨房、事務室、面談室など。2、3階は寄宿室(4人部屋)のほか、学習室、ラウンジ、ランドリー、物干し場などがある。このほか、フリーWi-Fi、防犯カメラ、冷暖房設備なども完備し、安心・充実した生活環境を提供する。総工費は約3億5000万円。1月末に着工し、7月末に完成した。
式には学園や工事関係者ら約20人が出席。神事に続き、藤原修己理事長が「素晴らしい寮の完成に感謝します。若者定住のまちづくりは、私学にとって地域創生の責務。子どもたちを地域で育てるため、今後も支援・協力をお願いしたい」、早瀬直紀校長は「進学先に選んでもらい、県北を支える人材を育成する教育にまい進したい」とあいさつした。
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1完成した美作高校の新女子寮「美楓館」