美作高校通信制コミュニケーションコースの本年度前期卒業式が11日、山北の同校で開かれ、所定の単位を修得した19、20歳の男女3人が高校卒業資格を手に学び舎を巣立った。
式には教員と保護者15人が出席。早瀬直紀校長が卒業証書を手渡し、「みなさんの笑顔は私たちにとって大きな喜びとなる。新たな目標に向かって励んでほしい」と式辞。藤原修己美作学園理事長が「この日を迎えたみなさんの姿はりりしく見える。卒業後も困ったことがあれば、学校を訪ねてほしい」と祝辞を送った。温かいメッセージを受け取った卒業生はそれぞれ、感謝の気持ちを伝えた。
卒業生の森藤来未さん(20)は「入学当初は夢もなく悩んでいたけど、友人や先生たちに支えられ、希望が持てるようになった。今後は子育てや介護に関係する職に就けるように努力していく」と話した。
同校通信制は、開設からこの日まで計810人が卒業。現在143人が在籍している。
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卒業証書を受け取る生徒
美作高校通信制コミュニケーションコースの本年度前期卒業式