美作高校=岡山県津山市=は、それぞれの教員の特色を生かしつつより内容の自由度が高い選択授業を、土曜日の定期登校日に取り入れた。20日は3年生を対象に13講座あった。
登校日は月に2回あり、通常授業を組んでいた。幅広い分野に関心を持ってもらうのが狙いで時機をうかがいながら企画する。
この日は、「魅せる体づくり」「しくじり先生〜わしみたいになるな〜」「命の授業〜私たちはどうしてこの世に生まれ出たか〜」といったタイトルの講座が並び、250人が思い思いに選んだ。
水嶋亮輔教諭(専門は化学)は、落下させても生卵が割れない装置を作る「卵落としコンテスト」を行い、約30人が受講。四つ切画用紙とセロハンテープのみでさまざまな形状の作品を完成させ、約3メートルの高さから落として出来栄えを確かめた。つづら折りのばねを多く仕込んで成功させた班の松本大輝さん(18)は「衝撃を抑えるのに特化させた。いつもと授業の雰囲気が違って新鮮」と話していた。
1、2年生は秋以降に実施するという。
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落下させても生卵が割れない装置の出来栄えを確かめる生徒ら
美作高校選択授業/岡山・津山市
- 2020年6月24日
- 教育・保育・学校