美作高校ITSコース グランピング施設「ザランタンあば村」フィールドワーク

美作高校ＩＴＳコースの２年生約90人が13、14の両日、阿波のグランピング施設「ザランタンあば村」でフィールドワークを行い、現地で見聞きしながら、さらに人気の場所にしていくためのアイデアを考え合った。
　高齢化が進む地域を訪ねて課題を発見するとともに、活性化のための発想力を育てようと実施。人口が減っている地域の実情や、昨年オープンしたグランピング施設を軸にさまざまな取り組みが行われていることなどを事前学習し、フィールドワークに臨んだ。
　生徒たちは敷地内を散策しながら、テントやバンガローなどを興味深そうに見学して写真撮影やメモ。あば養魚組合の歌房進修さんから、夏場はほぼ満室になるという施設の概要についてや、「自分がスタッフだったら誰を呼びたいか。どうやったら遊べるかを考えてほしい」といった話に耳を傾けた。
　生徒からは「バーベキュー施設の屋根を星空が見えるようにガラス張りにしては」との提案があり、歌房さんが実現の可能性や課題などを説明した。
　服部瑚夏さん（16）は「バンガローの壁に映像を投影するプロジェクションマッピングや、周りの木を使って表札を作る体験などを考えた。現地で学ぶことは多く、たくさんの発見があった。自分自身、阿波の魅力を発信していきたい」と話していた。
　生徒たちは15日、まとめの資料を作り、アイデアを発表し合った。