なぎなた全日本で活躍 青井選手は団体V、山根選手は個人3位 熱戦制し国体県代表に/岡山・勝央町出身 

スポーツ 団体の部で優勝した青井選手(右)と、個人の部で3位入賞した山根選手=山根監督提供
団体の部で優勝した青井選手(右)と、個人の部で3位入賞した山根選手=長野県佐久市で(提供)
         

 第62回全日本学生なぎなた選手権大会(8月6日、長野県佐久市)で、岡山県勝央町岡出身の青井千莉選手(神戸松蔭女子学院大学4年)が試合競技・女子団体の部で優勝、同町勝間田出身の山根千慶選手(岡山大学4年)が同個人の部で3位入賞を果たした。同県津山市にある美作高校OGの2人は、10月に鹿児島県で開かれる国体に県代表として出場する。

 団体の部は全国の強豪大学による14チーム(5人1組)がトーナメントで対戦。青井選手は副将を務め、大阪体育大学との準々決勝、福岡大学との準決勝とも白熱戦を繰り広げた。さらに鹿屋体育大学との決勝戦では全員が引き分け、決定戦の代表に選ばれた青井選手は気迫の攻めを見せて延長の末、鮮やかにメンで1本を決めた。

 個人の部には強豪大学からエントリーした40人がトーナメントで対戦。山根選手は、得意とする出鼻のスネなど電光石火の攻めがさえ、準々決勝までほとんど1本、2本を決めたが、準決勝は昨年の覇者に敗れた。

 青井選手は「伝統校の重圧があった中、学生最後の年に仲間と優勝できてよかった。今後も挑戦者の気持ちですべての大会に臨む」。山根選手は「狙い通りの打突はできたが、今後は持ち替え技などを含めて技の幅を広げ、さらにレベルアップを図りたい」。

 山根選手の母で、2人を高校時代まで鍛えてきた美作高校なぎなた部の山根文恵監督は「それぞれストイックに技を磨いており、伸び伸びと本領を発揮してくれた。特に青井選手の代表決定戦は見事だった」と話した。


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