岡山県津山市志戸部の鶴山小学校2年生54人が24日、同校近くの水田で田植えを体験し、昔ながらの手植え作業を通して農業の大切さを学んだ。
米作りへの理解を深めようと毎年実施。水田を所有する寺阪豊さん(73)と、JA晴れの国岡山の職員が指導したほか、同校のボランティアらも参加した。植えたのはもち米の「ヤシロモチ」の苗で、児童は方法を教わった後、素足になって田んぼの中へ。ぬかるむ泥に足をとられながらも一列に並び、綱の目印に合わせて3〜5本ずつ丁寧に植えていった。
山本裕希さん(7)は「泥がぬるぬるして少し気持ち悪かったけど、頑張って植えたので楽しかった。おいしいお米ができたらうれしい」と話していた。
今後は苗の成長を観察するほか、10月に収穫体験を行う。