美咲町教委は、中学入学後に環境の変化についていけない「中1ギャップ」の緩和などを狙いに、本年度から小中一貫教育を中学校区単位で取り入れた。旭小と旭中は、児童が訪問して授業を受けたり生徒と交流したりする日程を計5日間計画している。
16日は、6年生10人がスクールバスに乗って同中に朝から登校し、英語などの科目をはじめ放課後の部活動も体験。6時間目の保健体育の授業ではダンスに挑戦し、中学3年生の男女8人に振り付けなどを教わった上で最後に発表した。
黒瀬勇琉君(12)は「初めは馴染みのない校舎に緊張したけど長い時間いると慣れてくる。お兄さんやお姉さんは優しく教えてくれた」と話した。
5年生14人も午後から来て校舎や授業を見学した。5年生はこの日のみだが、6年生については7、10月にもあり、来年の入学を見据えて1月などにも予定している。
従来は、見学や物品購入を含めた「体験入学」を1日だけ各中学校で実施していた。小中一貫教育は、少子化対策でもあり、それぞれが地域の実情に応じて企画している。
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中学生にダンスの振り付けを教わる児童=旭中学校で
美咲町教委、小中一貫教育を取り入れ
- 2020年11月18日
- 教育・保育・学校