美咲町打穴中の美咲ブドウセンターでハウスブドウの出荷が15日、始まった。ピオーネを中心に、8月中旬以降の露地産を含めて12月までに約600トンの総出荷量を見込む。
初日は同市と美咲町で収穫されたピオーネ450トンを集荷。1房約400〜800グラム、糖度は平均16度と基準値(16度)を超える甘みといい、主に贈答用のピオーネ箱入りがフローラインで等階級ごとに選果された後、岡山、大阪、東京都内の市場に向けて出荷された。
JA職員の菅田淳心さん(36)は「天候に恵まれて、夜温も涼しく、順調な生育となった。着色も良く、糖度の上がりも十分で、酸味は少し残るがバランスのとれた良い仕上がりになった。まだまだ生産量が増えていく産地なので、津山市、美咲町の人に食べてほしい」と話している。
販路拡大とブランド化を目指す同センター管内(津山市、鏡野、美咲町)のブドウは、約350戸の生産農家がピオーネ、シャインマスカット、オーロラブラックなどを栽培し、昨年の総出荷量は550トン、販売高約6億8000万円。
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選果されるハウスピオーネの出荷
美咲町 ブドウセンター ハウスブドウの出荷
- 2022年6月16日
- 経済・産業