老舗和菓子店「京御門」 銘菓を赤十字血液センターに寄贈 献血のきっかけに/岡山・津山市

総合 和菓子店「京御門」の舩岡和正社長(中央)と岡山赤十字血液センターの職員
老舗和菓子店「京御門」の舩岡和正社長(中央)と岡山県赤十字血液センターの職員
         

 岡山県津山市の老舗和菓子店「京御門」が19日、銘菓「桐襲(きりがさね)」を岡山市北いずみ町の岡山県赤十字血液センターに100人分を寄贈。23日にイオンモール津山=津山市河辺=で献血協力者へ進呈される。

 贈呈式で同店の舩岡和正社長は「当店の代表銘菓を昨年より寄贈させていただいております。家族も輸血に助けられたこともありました。このお菓子を通じて、一人でも多くの方が献血に協力していただくきっかけになればと思います」と話した。

 同センターの池田和眞所長は「心温まるご支援、また、舩岡社長ご自身も日頃から献血にご協力いただいていることに心より感謝申し上げます。少しでも多くの方に献血の重要性が認識され、ご協力いただけることを願っております」とお礼を述べた。

 同店は昭和10年創業の老舗和菓子店。「桐襲」は柚子香る白餡をしっとりとした皮で包んだ上品な和菓子。津山市の土産や贈答品として親しまれ、冠婚葬祭にも用いられてきた。名前には「子孫繁栄」の願いが込められ、縁起の良い銘菓として知られる。

 23日のイオンモール津山(津山市河辺)での献血は午前10時~12時30分、午後2時~4時30分。問い合わせは岡山県赤十字血液センター献血推進課(電話086-256-6568)

銘菓「桐襲」を贈呈する舩岡社長(左)と岡山県赤十字血液センターの池田所長
銘菓「桐襲」を贈呈する舩岡社長(左)と岡山県赤十字血液センターの池田所長

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