茶道裏千家淡交会津山支部(山本雅彦支部長)は7日、茶せんの供養を小田中の聖徳寺で開き、愛用した道具に感謝するとともに、さらなる精進を誓った。
千利休の命日(2月28日)に近い日に行っている恒例の行事。新型コロナウイルス感染防止として役員ら23人で行い、茶会などの行事を中止した。阿形覚昇住職(56)が読経を唱える中、傷んだ茶せん約70本が入っている器に火をつけた。参加者は炎を見つめ、そっと手を合わせた。
高校生の時から茶道を学んでいる久保民子さん(71)=西寺町=は「1年使うと傷んでしまうのは一生懸命やった証。丁寧に供養することでけじめがつく」と話していた。
茶せん供養に先立ち本堂で利休忌や亡くなった会員の慰霊が営まれた。厳かな雰囲気の中、茶祖や同門の遺徳をしのんだ。
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手を合わせ茶せんを供養する会員たち
聖徳寺で茶せん供養
- 2021年3月9日
- 祭事・神事・法要