岡山県真庭市にあるJA全農岡山県本部総合家畜市場で「第63回肉牛生体共励会」(一般家畜市場運営審議委員会主催)が開かれた。
和牛の部は、品評会で厳選された9頭(金賞7頭、銀賞2頭)が出品され、最高キロ単価賞の金賞メス(同県新見市、哲多和牛牧場)を同県津山市横山の肉のなかがわ(中川卓己代表)が落札。また、同市新野東の山本精肉店(山本要代表)が最高価格賞の金賞去勢(奈義町、花房牧場)と最高価格賞の金賞メス(奈義町、鷹取牧場)を競り落とした。
昨今の物価の高騰を受け、厳しい状況が続く生産者を鑑み、2社ともに高値の落札価格で援護した。
千屋牛の普及活動に力を入れる中川さんは、「県産ブランド牛の味は絶品です。千屋牛の魅力をたん能してほしい」と話した。地産地消にこだわり、作州牛の販売促進に尽力する山本さんは、「地元の風土で育った作州牛は最高です。ぜひとも味わってみてください」語った。ともに歳暮商戦の主力商品として提供していく。