膜材製造のファインアートかわばた(牛垣和弘社長)=岡山県津山市=は、災害時避難所での新型コロナウイルス感染防止に向けた間仕切り用の「超速ブース」を製品化した。妊婦や高齢者ら弱者の使用を想定し、スペースに合わせて自由に連結できる。
これまでPCR検査用や簡易隔離用などのブースを手掛けた中、長期化するコロナ禍のニーズを見据えて開発。
ブースのサイズは幅と奥行き1.8メートル、高さ1.9メートルで、抗ウイルス剤を塗布したナイロン生地をアルミフレームに固定。1ブース約2分で設営でき、段ボールベッドが入る。さらにジョイント幕を組み合わせることで多様な形状に連結、レイアウトが可能。価格は1セット4万4000円(税別)。ジョイント幕は8000~1万6000円(同)。
牛垣社長(60)は「密集、密接を避け、災害弱者の体調維持やプライベートの確保に役立つ。だれでも設営が簡単で、骨組みも軽量、コンパクトに収納できる」としている。
問い合わせは、ファインアートかわばた(℡0868-29-3677)。
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避難所用に考案された間仕切り用「超速ブース」。
膜材製造のファインアートかわばた、災害時避難所での新型コロナウイルス感染防止に向けた間仕切り用の「超速ブース」を製品化/岡山・津山市