岡山県下最大級のブナ林を有し、 多種類の動植物が生息する毛無山がある岡山県新庄村では、 「森林セラピー」 が注目の体験レジャーとなっている。
ＮＰＯ法人・森林セラピーソサエティ （本部・東京都） が豊かな自然を有する地域の中で心身を癒やし、 楽しむことができる場所を 「森林セラピー基地」 として認定し、 現地ガイドによる案内で自然体験を行う事業を2006年から全国で展開。 現在64カ所の森林が選ばれており、 新庄村は08年に認定を受けてから、 「新庄村森林セラピー協議会」 が運営し、 村内外の人たちの交流や村の観光振興にもつなげている。
同村では 「森の案内人」 と呼ばれるガイドともにゆっくりと歩くツアーを用意。 田浪キャンプ場から杉やブナの自然林の中の道約2キロを2時間かけて散策する 「ゆりかごの小径」 コース、 土用ダム周回路の舗装された道約4.5キロを約2時間半歩き、 車いすやストレッチャーを利用する人たちも参加できる 「湖畔の小径」 コースがある。 深い森の中で鳥のさえずりに耳をすませ、 足元の山野草をめでるのも、 湖畔の絶景を眺め楽しみ、 ウオーキングに励むのも自由。 ガイドが季節に合わせて最適な過ごし方を教えてくれる。 このほか、 ノルディックウオーキング、 冬季の積雪時にはスノーシューで歩くプランもある。
予約制でガイド1人につき案内料6000円と参加者1人につき参加費500円が必要。 1人6500円 （ノルディックウオーキングは2人7000円） から予約可能。 ノルディックウオーキングは2週間前、 そのほかは1週間前までに土日を除く午前9時～午後4時の間、 電話で申し込む。 FAX、 公式ホームページのメールフォームでも可能。
新庄村森林セラピー協議会の黒田眞路会長は 「五感を使って自然を感じながらストレスから解放された時間を過ごしてほしい」 と話す。 集合場所となる同協議会事務局は久世インター （真庭市目木） を降りて鳥取県米子市に向けて国道181号沿いを約40分進んだ先、 新庄村役場近くにある。 同じ国道沿いには道の駅 「がいせん桜新庄宿」 といったスポットもある。
申し込み、 問い合わせは、 新庄村森林セラピー協議会 （TEL0867-44-1330）。
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