久米連合町内会(山田誠会長)の防災研修会が、岡山県津山市の久米公民館であり、参加者は自然災害に備える知識などを身につけた。
同町内会6支部合同での研修は初めて。自主防災関係者ら約120人が参加し、市危機管理室の山下幹芳室長が講師を務めた。
山下室長は防災計画や年間活動計画の作成、ルール、決まり事の文書化など自主防災組織の体制整備、災害時の行動マニュアル(災害タイムラインなど)の策定、リーダーとなる人材や次世代を担う人材の育成などを分かりやすく解説。最後に「災害が発生した際の行動の整備、手順、準備を書いて次へ引き継ぐことが大切」と語った。
元日に能登半島地震が発生し、甚大な被害が出ているだけに、参加者は資料に目を通しながら熱心に聴講。久米川南の農業・冨山美智子さん(64)は「災害が少ない地域ですが、安心せず自分事として日ごろから備えようと思います」と話していた。
また、会場には災害時の簡易トイレなども展示され、皆興味深く見ていた。