臼井茂松園茶舗=岡山県津山市=は、オリジナル懐紙「浮絵懐紙〜桜の城下町津山」の販売を開始した。
懐に入れて携帯する小ぶりの二つ折りの和紙。型押しで浮き出た城の天守に、桜の絵柄をあしらっている。寸法は145ミリ×175ミリ。
懐紙(かいし)は「ふところがみ」とも読み、平安時代には歌会などで和歌を書く際の携帯用紙として使われていた。いまも茶道や懐石料理の必需品。
「全国的に閉塞感あふれるニュースばかりだが、津山の春らしい、明るい話題を提供できればと思いつくった」と臼井信吾代表(58)。「便せんやメモ用紙、ハンカチ、コースターなどさまざまな使い方ができる。決して主役ではないが、人の心に寄り添える日本の大切な文化です」。
浮絵懐紙は30枚入り、385円。
問い合わせは、臼井茂松園茶舗(℡0868-22-4512)。
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臼井茂松園茶舗が販売を開始した「浮絵懐紙〜桜の城下町津山」
臼井茂松園茶舗、オリジナル懐紙「浮絵懐紙〜桜の城下町津山」販売開始/岡山・津山市
- 2020年4月13日
- 歴史・文化