舞踊集団「宮坂流」による公演会「これが宮坂のアンサン舞(ブ)流(ル)」が岡山県津山市のリージョンセンターで開かれ、舞踊と和楽器が織りなす華麗なステージが約300人の観衆を魅了した。
2代目家元・宮坂一樹さんが監修し、津軽三味線奏者の小田島旺泰さん(東京都)、和太鼓奏者の平田理子さん(鹿児島県)らが出演。現代的に親しみやすくアレンジした「春の海」「おてもやん」など16曲を披露した。
3人による舞踊「遊園」では、力強い演奏に合わせて一樹さんが繊細かつダイナミックにパフォーマンス。華やかな衣装で子どもも参加した「東京ブギウギ」や、能登半島地震が起きた石川県へのエールを込めた民舞もあり、観客たちは多彩な演目に惜しみない拍手を送った。
宮坂流の20年来のファンという真庭市の横山雅俊さん(67)は「迫力ある舞踊と演奏に心動かされた。進化し続けるステージを今後も見届けたい」と笑顔で話していた。
受付では同地震への義援金募金の呼びかけもあり、約9万円が集まった。