芦田林弘烈士顕彰会(福田景門会長)は22日、高野本郷(北山)出身で、敗戦を詫び割腹自決した大東塾十四烈士の一人・芦田林弘氏を顕彰する76年祭を同所の墓所で斎行した。
遺族を含む12人が参列した。神事が執り行われ、玉串を奉てん。芦田林弘氏に思いを寄せた献詠が読み上げられた。最後に遺族代表の会社員・芦田交人さん(66)=同=が礼を述べた。
会長代行として祭主を務めた竹内佑宜さん(73)=山下=は「昭和45年から続く行事。コロナなど何かと大変ななか、皆さんの協力で無事に終えたことに感謝申し上げたい」と話した。
芦田林弘氏は鉄道省判任官の職を投げ打ち、民族派団体・大東塾に入塾。敗戦から10日後、「祖国再建の尊き人柱に立つ」として集団割腹自刃した塾生14人のうちの一人。享年30歳。
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雨の降るなかおごそかに執り行われた芦田林弘烈士墓前祭
芦田林弘烈士顕彰会
- 2021年8月30日
- 歴史・文化