岡山県養蜂組合連合会(鈴木康正会長)は8日、津山市新田のレンゲ畑に地元の大崎保育園の園児を招待し、恒例の「れんげパーティー」を開いた。年中、年長組25人はピンク色に染まる畑で花摘みやかけっこをしたり、蜂蜜を採取したりして楽しいひと時を過ごした。
園児が昨年10月に種をまいた約16アールのレンゲ畑は今が満開。鈴木会長は「ミツバチはレンゲの蜜を集めて、おいしい蜂蜜を作ります。今日はミツバチと友だちになってください」と呼びかけた。
園児たちはレンゲの花で首飾りを作ったり、“花のじゅうたん”の中を駆け回ったりして元気いっぱい遊んだ。中には気持ち良さそうに花畑に寝転ぶ子どもたちも。
この後、ミツバチの巣から蜜を取り出す作業を体験。採蜜用の遠心分離機のハンドルを回し、機械の中から透き通った黄金色の蜜が流れてくると「きれい」「食べてみたい」と歓声が上がった。子どもたちは採れたてをパンにつけて味わい、自然の恵みを実感していた。
清原成美ちゃん(5)は「とても甘くておいしかった。レンゲでアクセサリーを作ったりしてとても楽しい」と笑顔で話した。
遊びながら蜂蜜について学ぶ機会を提供したいという思いから毎年から開催している。