中高生を中心とする10代の若者たちが気軽に集える「ユースセンターまぁぶる」が18日、岡山県真庭市久世にオープンした。家でも学校でもない「第3の居場所」として、NPO法人manabo-de(マナボーデ)が開設した。
JR久世駅近くの空き家を活用し、1階は卓球台や読書スペースなどの遊び場、2階は勉強部屋やパソコンルームに改装。放課後や休日に若者たちが立ち寄り、同世代の仲間との交流を図るとともに、講座を開くなどさまざまな職に就く地域の大人たちとつながることのできる場所を目指す。利用料は無料。
この日、記念イベントがあり、太田昇市長らも出席してテープカットでオープンを祝った。リフォーム作業に参加した中高生のプレゼン発表などがあったほか、駄菓子店も出店し、訪れた人たちとの交流を深めた。
元・現職教員や会社経営者ら11人でつくるmanabo-deの森年雅子理事長は「多様な価値観に出合い、遊びと学びを両方体験できる空間として、子どもからも地域からも愛されるセンターになれば」と期待を込めた。