萬福寺「十三まいり」

祭事・神事・法要 萬福寺「十三まいり」
         

 数えで13歳になった年に参る「十三まいり」で知られる虚空蔵大会式が26日、東田辺の黒澤山・萬福寺で始まった。家族連れらがご利益を求めて朝から参拝している。28日まで。
 参った人たちは露店が並ぶ境内を抜け、石段を上がって本堂で祈願。俵や小判、七福が付いた福笹(ざさ)を買い求めたり、願いがかなうと翌年に2倍にして返す「福銭」を借りたりしていた。
 夫婦で来た山北の自営業・木本弘隆さん(66)は「20年ほど前から毎年初日に参っている。今年も家内安全と商売繁盛を願った」と話した。
 今年は新型コロナウイルス禍を受け、感染防止策をとって祈とうを行う。露店の出店はあるが、恒例の餅まきや甘酒を振る舞うのはやめた。
 同寺は三重県の金剛證寺、福島県の圓蔵寺と並ぶ日本三所の福地。十三まいりは地元で「虚空蔵さん」などと呼ばれ、商売繁盛や進学成就のご利益があるとされてきた。

福笹を手に下山する参拝者


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