「児童虐待防止推進月間」(11月)に合わせて、岡山県津山市のこども子育て相談室は1日から、山北の市役所や津山すこやか・こどもセンターなどで啓発コーナーを設置し、多くの市民らに問題への理解を呼びかけている。
同コーナーには活動のシンボル「オレンジリボン」を飾り、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」が記載されたパンフレットやポケットティッシュなどを置いている。市役所(1〜10日)や市図書館前広場(21〜30日)でも同様に設置する。
このうち、津山すこやか・こどもセンターでは30日まで実施。館内にシンボルカラーを使った飾り付けを施し、職員たちはリボンを付けて啓発。玄関付近では「みんなの力で子どもを守ろう」「子どもはみんなの宝物」といった来館者が書いたメッセージが掲示され、関心を集めている。
こども子育て相談室によると、昨年度に寄せられた通告・相談件数は計445件でこのうち児童虐待とみられるのは137件。「地域の人たちも子どもたちの様子を見守ってほしい。疑わしいと思ったら相談を。また、苦しんでいる子どもたちからの相談も受け付けている」と呼びかけている。
問い合わせは、こども子育て相談室(TEL:0868-32-7027)。