第36回「中学生英語暗唱大会」(同実行委主催)が29日、岡山県津山市のリージョンセンターで開かれ、美作地域の中学校と義務教育学校計8校から計31組が出場し、スピーチ能力を競った。
英語に親しみながら語学力をあげてもらおうと、1984年から開催している恒例の大会。個人もくしはペアで参加した計37人は保護者や教員らが見守る中、覚えてきた教科書の文章や著名人の演説、自身で作った英文を述べた。制限時間1人4分(ペアは5分)以内。手振りなどを交えて表現豊かに語り、終わると会場からは大きな拍手が送られた。
美作大学の桐生和幸教授ら3人が審査員を務め、「暗唱の程度」「発音の正確さ」「伝える工夫と表現力」の3項目で評価。その結果、最優秀賞に津山中3年の竹原美桜さん(15)、久米中3年の田中心晴さん(14)が選ばれた。
竹原さん、田中さんはそろって「昨年度の出場でくやしい思いをしたので反省を踏まえて励んだ」「英文を聴いて覚える練習を毎日した上で、先生にアドバイスをもらうなどして研きをかけた」「受賞は家族や先生たちの支えのおかげ。感謝している」と話していた。
最優秀賞以外の入賞は次のとおり(敬称略、カッコ内は学校名、学年)。
【エンターティナー賞】野村藍・村上優衣(津山1)
【優秀賞】黒住眞好(津山東3)、田中鈴葉(中道1)、平内心遥(津山1)、牧野恭子(同)、坂手秀壮(津山2)、井上紗佑(同)、香山拓樹・大和央樹(津山3)、山本大貴(同)、福田雫月(同)、河井知奈(同)、安東美都(北陵1)、太田ルルアリシア(久米1)