平成最悪の豪雨災害となった2018年の西日本豪雨災害が発生して7月で3年を迎えるのを前に、美作大学・同短期大学部(北園町)で29日夜、追悼イベントがあり、LEDキャンドル約1300個に明かりがともされた。
学生組織の「美作大学ボランティアセンター」のメンバーが構内の縦約5㍍、横約8㍍のスペースにキャンドルを並べた。様子はSNSのインスタグラムなどで配信。風化させたくないとの思いで考えた「紡」の文字が浮かび上がっていた。黙とうや献花も行い、犠牲者を悼んだ。
同センターは、水や泥で汚れた写真の洗浄、募金活動などに取り組んできた。今年はコロナ禍でボランティア活動が難しくなっているのを受け、追悼イベントを企画した。
代表の矢野綾菜さん(20)=社会福祉学科3年=は当時、甚大な被害が出た倉敷市の高校に通っており、同級生にも被災者がいたという。「西日本豪雨は身近な出来事。活動の輪が広がるきっかけになれば」と語った。
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西日本豪雨災害の追悼イベントで並べたLEDキャンドル
西日本豪雨3年 美作大学で追悼イベント