津山署は28日、詐欺の疑いで、小原、土木作業員(指定暴力団山口組系杉本組組員)の容疑者(51)を逮捕した。
調べでは、容疑者は、生活が困窮する世帯を支援する県社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度」のうち、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う特例貸付を利用。暴力団員ではないことが貸し付け条件の一つで、小原容疑者は昨年6月から9月までの間、身分を隠して緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付を申し込み、口座に現金計140万円を振り込ませてだまし取った疑い。「暴力団組員ではないので、納得できない」と否認している。