2024年パリパラリンピックを目指すパワーリフティング選手を迎えた交流授業が2022年12月16日、誕生寺支援学校弓削校地=岡山県久米郡=で開かれ、高等部の1〜3年生約90人がデモンストレーションを見たり、体験をしパラスポーツの魅力にふれた。
今年で5回目。北京・ロンドン・リオパラリンピックに3大会連続出場した男子88キロ級の大堂秀樹選手、東京パラリンピック女子79キロ級で8位になった坂元智香選手、2021年世界選手権に出場した田中翔悟選手が来校した。
大堂選手が実演を行い、60キロ、100キロに続き、集中力を高めて140キロを上げると、生徒たちから大きな拍手が送られた。この後、東京パラ開会式で使用されたトーチを持ったり、国際大会のメダルを首にかけて選手と記念撮影。最大握力97キロという怪力の田中選手との腕相撲や、ベンチプレスの体験も楽しんだ。
質問コーナーでは「大変だったことをどう乗り越えたか」に、大堂選手は「けがや病気など大変なことや悲しいことを考えるよりも、それを乗り越えて成長した自分や楽しい未来を考えて。そうすることで僕は壁を感じずに競技を続けられている。将来を見越して、楽しいことを夢見て頑張ってほしい」と答えていた。
生徒会長の楢木壱徳さん(18)は「腕相撲では比べものにならないほどの選手の力に驚いた。自分もフライングディスクをしているので、今日学んだ諦めないことの大切さを生かしていきたい」と話していた。
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