子どもたちに絵本の読み聞かせをしている人を対象にした講演会「絵本からの招待」(津山市立図書館主催)が29日、新魚町の同館で開かれた。17人が絵本の世界の魅力、使われている言葉の大切さなどを学んだ。
つやまっ子読書プラン推進事業の一環で毎年行われている。美作大学幼児教育学科の松岡信義教授が講師を務めた。
絵本は形や大きさ、挿絵を含めたデザインと文が一致して魅力が生まれるとし、「用いられる言葉は最小限だが、子どもたちの中でイメージを膨らませ、印象に残るようにしている」と前置き。実物を見ながら、言葉を耳で聞くことで想像力、表現力が養われると強調した。
最後に「一番の目的は子どもが喜ぶこと。まずは自分が何度も読み返して気に入った本を選んで聞かせるとよい」とアドバイスした。参加者はメモをとるなどして熱心に耳を傾けていた。
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松岡教授の話に耳を傾ける参加者たち
読み聞かせ講演会
- 2022年2月1日
- イベント