「美作大学『市民キャンパス』in久米」(同大、同短期大学部主催)が27日、岡山県津山市中北下の久米公民館で開かれ、多彩な講座や体験をとおして地域住民らが、学びを深めた。
公民館が1日キャンパスとなり、幼い子どもからお年寄りまでが保育、福祉、環境保護をテーマにした授業に参加。また、会場で行われた同大学生たちのパフォーマンスや公式キャラクター・ミマダインのショーを観賞した。
新作劇「美作福祉部隊リカイヒロメタインジャーただ今参上!」では、社会福祉学科1〜4年生26人が、発達、知的障害者らへの理解を呼びかける演劇を披露。「見ているだけでは気づきにくい。声を掛けて、地域のみんなで支えあってほしい」とメッセージを伝えた。歌や踊りもあり、観客は最後に大きな拍手を送った。
中正小学校6年・森川恵多君(12)は「おもしろかった。誰もが仲良く楽しく暮らせるように、自分も手助けをしていきたい」と話した。このほか、クリスマスリースや段ボールハウスをつくる工作教室、食品ロスについての講座などもあり、親子連れらが楽しんでいた。
市民キャンパスは、大学の創立50周年を記念して開かれ、今回で4回目。コロナ禍の影響で3年ぶりに開催した。
p
社会福祉学科学生のパフォーマンスを観る親子づれら
講座、体験通し学び深める