津山市出身でピアニストとして活躍する兵庫県西宮市役所職員・谷口博章さん(51)が26日、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町を支援するためのCD「南三陸に捧(ささ)げる音」を津山市役所や図書館に合わせて6枚寄贈した。
CDにはショパンの「ノクターン」のほか、ドビュッシー「月の光」など2月に新魚町のベルフォーレ津山で開いたリサイタルで谷口さんが演奏した9曲を収録。今年6月から津山市内や西宮市で販売を始め、8月1日にはオンラインなどで一般販売を開始する。売上金の一部を寄付している。
寄贈式が山北の市役所で行われ、谷口さんは「辛い思いをしている人に寄り添うような曲を選びました。心の傷を癒す過程で音楽が力を発揮してくれると思います」と谷口圭三市長に手渡した。谷口市長は「谷口さんの思いが伝わるように活用させていただきます」と礼を述べた。
CDは、久米、加茂、勝北、市立図書館の4館で貸し出しを始める予定。
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CDを手渡す谷口さん
谷口博章氏 CD寄贈