自転車競技・BMXフリースタイルの「第1回ジュニアオリンピックカップ大会」(全日本フリースタイルBMX連盟主催)が11、12の両日、初開催され、加美小学校6年生の谷本怜雅君(12)=岡山県久米郡美咲町原田=が国内トップ選手の集う大会で高難度のトリックを決め一位に輝いた。
今大会では二本のライドのうち高得点だった方の点数で競い、谷本君はパーク競技の小学生4年~6年生のカテゴリーに出場。選手12人中、8人までが決勝に進出できる予選をノーミスで1位通過し、決勝では空中で縦に半回転しながらハンドルを1回転させる「フレアバースピン」などの大技を繰り出して観衆を沸かせ、89.0点で頂点に立った。
「決勝一本目は安定したルーティーンをノーミスでできたことで、二本目は積極的に攻めることができた。自分が今できる力を出し切れてうれしい」と話す。
9月に行われた「マイナビジャパンカップ横須賀大会」(全日本フリースタイルBMX連盟主催)でも、バク宙をしながら車体を縦に一回転させる「バックフリップテールウィップ」などを決め、ライバルたちを抑えて優勝した。
来月には全日本選手権(2~4日、岡山市)の出場も控えており、注目選手として期待されている。
「将来はオリンピックに出場し世界で活躍することが夢。技の完成度を上げ、誰よりも高く飛ぶライダーになりたい」
BMXを始めたのは5歳の時。岡山市の専用施設に週3日、練習に通い、技に磨きをかけている。
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