吉井川漁協(松田安弘組合長)は12日、管内の本支流にウナギの幼魚70キロ、約2000匹を放流した。
もじ(かごわな)の禁漁期に合わせて実施し、幼魚は愛知県の養鰻(まん)場で育成した体長15~30センチのサイズ。本流を中心に加茂川、香々美川、横野川と宮川、広戸川、倭文川、本山川、甲和気川に配分した。
国分寺保育園近くの広戸川では年長児20人も参加し、ウナギのにおいや手触りを確かめた後、バケツで一斉に放流。ウナギたちは身をくねらせて流れに消えていった。
同漁協管内のウナギ漁は、釣り(漁期通年)に遊漁券2等(年券4400円、日券3300円)、夜ぼりに1等(年券1万1000円、日券3300円)が必要。もじ(漁期5月1日~9月30日)は1等の年券のみが有効。
