津山市立図書館主催の農業セミナーが18日、新魚町のアルネ津山市4階同館集会室で開かれ、市民ら15人が食品を原料にし、農業や園芸などに役立つ発酵培養液「えひめAI(あい)」の作り方を学んだ。
一般社団法人・農山漁村文化協会(岡山市)の講師が、愛媛県工業技術センターで開発され、病害虫の抑制や土壌微生物の活性化、台所やトイレの消臭にも使えることを紹介。
参加者はアドバイスを受けながら、カップにヨーグルトとドライイースト、砂糖、納豆(菌)を入れて40度程度のぬるま湯を注いだ。空のペットボトルに移してよく振りまぜた後、ホルダーに入れて保温。これを35〜40度で24時間保つと発酵が促されて完成するという。
鉄砲町の主婦(63)は「ガーデニングで育てているバラの黒斑病に効くと聞き、試してみようと思った。農薬には抵抗があり、原料が食品というのが安心できる」と話していた。
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説明を聞きながら発酵培養液を作る参加者
農業セミナー 発酵培養液「えひめAI(あい)」
- 2022年1月20日
- 経済・産業