今年もあと1日――。津山市内の各神社は縁起物やお守りをそろえ、拝殿のしめ縄を替えるなど、初詣の参拝者を迎える準備が整った。コロナ対策にも万全を期す。
宮脇町の徳守神社はお札の奉製を終えた。コロナなど病魔守護として御神塩を内符に入れた持ち塩守りと、台付きの破魔矢が新たに授与品に加わったほか、みこしをデザインした金運お守り、津山城守護神の文字と森家家紋の鶴丸を入れたお守り「勝守」、ジャンボサイズのくま手などを新年への願いを込めながら準備した。
牧宗司禰宜(ねぎ)(42)は「令和3(2021)年のえとの辛丑の年は、厳しい衰退の状況から希望の芽吹きを暗示する。新型コロナウイルスが猛威を振るっているが、混乱が長続きせず希望の芽が姿を見せ、人々の明るい笑顔が見られる年になるよう祈念したい」と話す。
コロナ対策としては、多くの人が触れる鈴緒を取り外したり、祈とうで拝殿に上がる際は人数制限や飛まつ防止のビニールシートを設置したりする。授与所として大型テントを境内に設置し、密にならないようにする。
ほかの神社でも、ひしゃくを使わずに手水をできるように工夫したり、三密回避のため参拝順路を一方通行にしたりと、対策に取り組む。
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各種縁起物など初詣の準備が整った徳守神社