「津山まつり」が15日、大隅神社=岡山県津山市=の例祭で開幕し、だんじり9台と4年ぶりに巡行した大みこしが城東地区などでにぎやかな祭りばやしを響かせた。
黄金のみこしは氏子や市民有志、鳥取神輿愛好会の男衆が担ぎ手。約50人が肩を入れて神社を正午に出発し、出雲街道を西へ向かい「ホイットー、ホイットー」の掛け声で勇壮に練り歩いた。
一方、だんじりも正午、川崎地内から出雲街道を西へ出発。先導する兼田の後に川崎、太田、玉琳などが続き、法被姿の氏子ら総勢約650人が「ソーヤレ」、カン、カン、カンと威勢のいい掛け声、鐘を響かせながら要所で疾走し、沿道から拍手が送られた。津山観光センターを折り返し、イベント会場のイーストランドへ到着すると、傘踊りなどのステージがあり、取り囲んだ買い物客らは秋祭りの風情を満喫。
日上の中井恭代さん(64)=中之町出身=は「輝く大みこしは迫力があるし、子どもの頃によく乗っただんじりもにぎやかでいい。やはり“ソーヤレ”の声を聞くと心が浮き立ちます」と笑顔で見守っていた。