岡山県津山市上横野の高田神社秋祭りの13日、約1300年の歴史を持つ県重要無形文化財の「獅子舞」が奉納され、迫力ある伝統行事を大勢の参拝者が見守った。
本堂での神事に続いて午後1時すぎ、境内中央に雌雄の獅子が登場し、太鼓と笛の節に合わせて勇壮な”地練り”が始まった。指揮をとる獅子株に従い、1頭を10人ずつで操るさまは圧巻。
にらみ合う動きは次第に激しくなり、氏子らの掛け声も高まる。クライマックスは雌雄とも肩車で昇るように”継ぎ獅子”し、かみ合って和合。観衆から大きな拍手を浴びた。
院庄の自営業・土井啓州さん(71)は「市の広報を見て初めて来たが、迫力があり楽しむこともできた。いい写真も撮れた」と満足の様子だった。
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