造形作家・細見博子さん(53)=大阪府=の作品展「ヨミガエル」が川崎のポート・アート&デザイン津山で開かれ、ユーモラスなカエルのオブジェやインスタレーション(空間芸術)に来館者が見入っている。30日まで。
細見さんはスズ合金とガラスを使った創作で知られ、今回は20年間モチーフにしているカエルをテーマに約200点を出展。
オブジェは、葉っぱを手に雨乞いをする姿、踊っているようなポーズもあり、愛きょうのある表情がいい。インスタレーションでは照明を効果的に使い、数十匹が雨しずくと戯れる光景を表現した「カエルの唄」はファンタジーの世界を感じさせる。このほかオブジェを生かしたランプもある。
小原の会社員女性(42)は「どれも愛らしくて癒やされる。インスタレーションは謎めいた雰囲気で、まさにインスタ映えする」と話していた。
細見さんは「摩訶(まか)不思議なカエル尽くしの展示を見てほしい。写真撮影も自由に楽しんでもらえたら」とPRしている。
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ユーモラスなカエルのオブジェに見入る来場者
造形作家・細見博子さん作品展
- 2021年5月14日
- イベント