適切な利活用へ認識深める

教育・保育・学校
         

 「県北スマホサミット」(津山教育事務所主催)が24、25の両日、岡山県美作地域15中学校、生徒約1000人が参加して開かれた。所持率が増加しつつあるスマートフォンなどに対して各校の取り組み紹介が行われ、適切な利活用について認識を深め合った。
 中学生の主体的なルール作りなどを進めるとともに、トラブルなどに巻き込まれず、より充実した学習や日常生活を目指す目的で開いた。津山市田町の同事務所と参加校をウェブ会議システムで結び、各校の全校生徒や学年生徒らが一堂に会して実施した。
 初日は9校を3グループに分けて行った。中央、新庄、奈義中のグループでは、中央中が生徒会とPTA子育て支援部で作った「CHUOルール」、新庄中は生徒会が小学5年〜中学3年を対象に授業を行ったことを説明。奈義中は保護者と生徒に行ったアンケート結果から「学習時間よりメディア利用時間が倍以上長く、家庭でのルール設定が必要」として、学校全体に注意喚起を発信したほか、PTAと語る会を実施したことを発表した。
 最後に9校がそろって感想を述べ合い、交流。「他校の取り組みが分かり、自分たちの学校にも取り入れてみたい」「受験が近づくのでスマホの使い方をしっかりコントロールしたい」といった声が活発に上がっていた。


メディアに対する取り組みを発表する奈義中学校の生徒会メンバー


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