岡山、鳥取県にまたがる国定公園・那岐山の山開き安全祈願祭が16日、岡山県勝田郡奈義町高円の那岐山麓山の駅で開かれ、シーズン中の無事故を祈った。
同町と鳥取県智頭町の観光関係者ら約20人が参加。吉野神社=奈義町=の髙山命之宮司による祝詞奏上や山に見立てた結界を出席者でくぐる登り初めの儀の後、代表者が玉串を捧げた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、収束を願う神事も行った。
鷹取渡観光協会長は「ウイルスの猛威により、観光にとっては厳しいシーズンになるが、おいしい空気を吸って心を癒してもらいたい」と話した。
県内4番目の高峰で標高1255メートル。初夏には群生するドウダンツツジやシャクナゲの花が楽しめる。尾根や沢筋などから山頂を目指すコースのほか、山腹にトレッキングルートも整備されている。
29日に予定された第35回「那岐山登山ふれあい大会」は、感染を予防するため中止が決定した。
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シーズンを前に登山の安全を祈願する関係者
那岐山の山開き安全祈願祭ひらかれる/岡山・奈義町
- 2020年4月17日
- 自然