通信制の希望高等学園津山校=岡山県津山市=は28日、国重要伝統的建造物群保存地区の城西地区で地域について学ぶ校外学習を行った。
約130人が参加し、本源寺での座禅体験、作州民芸館での箸作り、地域見学を実施。同校から依頼を受けた城西まちづくり協議会が協力し、案内した。
本源寺では華山義道住職と宗永寺の髙須悠嵩副住職から座禅の方法を教わり、心穏やかなひと時を過ごした。初代津山藩主・森忠政公の菩提寺であることを教わり、墓所を参拝した。
作州民芸館では津山民芸協会の小林博道会長を講師に、煤(すす)竹を使って箸とバターナイフを作った。生徒たちは自分だけの作品を仕上げ、笑顔を見せていた。
地域見学は泰安寺や長安寺、徳守神社、津山城下町歴史館、城西浪漫館などを訪問。生徒たちは、興味深そうに説明に耳を傾けながら地域について学んだ。