野菜作りを通じて 多世代間が交流 和気あいあいと作業に励む/岡山・津山市

教育・保育・学校 肥料や石灰をまいた畑を耕すお年寄りたち=岡山県津山市で
肥料や石灰をまいた畑を耕すお年寄りたち=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市にある城下町の東側の地区で、地域の活性化に取り組んでいる城東まちづくり協議会などによる「じ・ば・子の野菜づくり!!講座」が28日、地域交流拠点・じば子のおうち=岡山県津山市=で始まり、地域住民15人が和気あいあいと作業に励んでいる。12月までに計4回にわたり実施する。

 野菜の栽培を通じて、高齢者たちの健康維持や地域住民らとの親睦を図ろうと企画。月に1回の講座でダイコンなどを育て、12月には地区の子どもたちや保護者と交流を深めながら収穫する。

 初日は、農家への種子や苗などの販売などを行っている津山種苗株式会社=岡山県津山市=の廣本慎太郎代表取締役(60)を講師として招いて基礎講座を実施。参加者は畑を苗が育ちやすい環境に整える「土づくり」について学んだ後、千光寺(早川石峯住職)所有の畑に移り、早速実践。カビや細菌を抑える効果のあるバチルス菌(枯草菌)を含む肥料、消毒効果のある石灰を土にまいて耕運機やくわを使って丁寧に耕した。

 岡山県津山市上之町に住む86歳の女性は「家庭菜園で失敗したこともあり、原因がわからずにいたが、講義を受けてみるとよくわかった。再度チャレンジしようと思う」。早川住職は「自然の摂理を実感しながら、みんなで楽しめるおもしろい企画だ」と話していた。


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