第42回「勝央町金時祭」(同実行委主催)が8日、勝央文化ホール=岡山県勝田郡勝央町勝間田=や図書館周辺を会場に開かれ、約7000人(主催者発表)が町恒例の一大イベントを満喫した。
産業振興と地域活性化も目的にしており、コロナ禍を経て約4年ぶりに再開。今年は、幼名・金太郎で知られる坂田金時の終息の地・同町と出生地とされる静岡県小山町との姉妹縁組締結50周年や、第74回「全国植樹祭岡山2024」の200日前を記念して大大的に開催した。
ご当地マスコットキャラクター・きんとくんを筆頭に、山車や町内各種団体によるパレードで盛大に幕開け。「屋台村」、「特産品村」コーナーでは、たこ焼きやフライドポテト、町の名産・黒豆の加工品などを求めて人だかりができていた。一方特設ステージや広場では町内5保育園の園児約100人がオリジナルダンス「きんとくんサンバ」を元気よく踊り、勝央音頭保存会約40人が総踊りを披露。観客は大きな拍手を送っていた。
このほか、津山圏域消防組合の消防車や美作署のパトカーの展示、植樹祭PRとしての木工クラフト体験なども人気だった。
姉妹縁組締結記念事業の一環で訪れた静岡県小山町の会社員・岩田ひとみさん(47)と佐藤かおるさん(45)は「おいしい果物を買うなどして思いっきり楽しんだ。勝央町は地元と似ている雰囲気があって愛着がわいた」「みなさんの熱烈な歓迎をとてもうれしく思う。次回も来たい」と話していた。