津山市などは26日、カメラ付きのドローン(小型無人機)を使った土砂災害発生時の情報収集・伝達訓練を大田のグリーンヒルズ津山などで行い、有用性を確認した。
現場付近と市役所内に設けられた対策本部に、市危機管理室や津山圏域消防組合などの職員30人が詰め、市が連携協定を結ぶNPO法人全国G空間情報技術研究会会員のシディック(新野東)がドローンを操縦。池では「水中を見るために水面近くまで寄って」などと指示を受け、上空から撮影した映像や写真を本部にあるモニターに届けた。
市危機管理室の西村敏之室長は「災害は被害を最小限に抑えることが大切。現場の状況が早く分かれば、対策も迅速に打てる」と話した。
市は、昨年7月に全国G空間情報技術研究会と協定を締結。災害時に行方不明者の捜索などが必要になった際、会員企業にドローンの操縦を要請する。
防災 ドローン訓練
- 2021年7月30日
- 総合