奈義町FOS少年団連盟の第55回「ジャンボリー大会」が13日、岡山県勝田郡奈義町柿のB&G海洋センターと総合運動公園で開かれ、団員たち37人は防災訓練や自然体験などを通して親睦を深めた。
滝本、中島西、高円団計37人が参加。開会式では守安浩一会長や名誉会長の奥正親奈義町長が「ほかの班のみなさんと話すなどして楽しく有意義に過ごして実りある大会となるようにしましょう」などとあいさつ。各団のリーダーたちが「友情、秩序、奉仕の精神を養い、日々の生活に生かす」などと誓いや約束の言葉を述べた。
防災訓練では津山圏域消防組合日本原分署の職員が講師となって、救急救命講習を実施し、物干しざおと毛布で担架をつくるなどしたほか、プールではB&G海洋センター職員から水難に遭遇した時に備える心構えなどを教わり、服やライフジャケットを着て泳ぐ体験をした。
この後は、ネイチャーゲーム、飯ごうを使った調理、花火やスイカ割りなどをして楽しい思い出を作った。奈義小4年・竹下友恵さん(9)と安東侑香さん(10)は「みんなと打ち解けてよかった。また参加したい」などと話していた。
FOSは「Friendship(友情)、Order(秩序)、Service(奉仕)」の精神を柱に1964(昭和39)年に県で結成。体験活動を積極的に取り入れて子どもたちの心を培い、実行力のある社会に役立つ人となることを目指している。奈義町では1965(昭和40)年に立ち上がった。