阿波森林公園(落合渓谷)の自然観察会(阿波養魚組合主催)が17日に現地で開かれ、20〜60代の17人が豊かな自然に育まれた同渓谷独特の生態系を観察した。
波田善夫岡山理大名誉教授ら3人の専門家の案内で黒岩高原遊歩道、布滝、白髪滝・大滝周辺を散策。小雨が降りしきるなか、土壌の水分量が多い森林に育成するオニグルミやミズナラといった植物や、落合川で発見された希少種のムラサキトビケラ、カジカなどを見学した。
岡山市から参加した公務員の吉岡亜希子さん(41)は「貴重な生態系が奇跡のようなバランスのうえで成り立っていることが良く分かった。とても癒されました」と話していた。
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オニグルミの説明を受ける参加者
阿波森林公園 自然観察会
- 2021年10月25日
- 自然