院庄の清眼寺で29日、第32世・阿形宗治新住職(43)の就任を披露する晋山式が厳かに営まれ、来賓や檀信徒、関係寺院の僧侶ら約300人が祝った。第31世・阿形良崇前住職(75)は名誉住職に就いた。
本堂での法要では、高野山真言宗美作宗務支所の近藤久慶支所長から新住職への辞令伝達、檀信徒から衣、良崇前住職から法具の授与などが行われた。雨のため稚児の練り供養は中止したものの、きらびやかな衣装に身を包んだ子どもたちは順番に加持を受けた。良崇前住職には名誉住職の辞令が伝達された。
宗治新住職は「父である前住職がボタンの花や書道などを通じて檀家以外の多くの人にも来てもらえる寺にしてくれた。さらに垣根を低くしてお参りしやすい寺にしていけるよう努めるとともに、自分らしく誠実に多くの人の話に耳を傾けながら寺を守っていきたい」と話している。
法要は検温や消毒、マスクなどのコロナ対策をして実施した。
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住職の辞令を受け取る阿形宗治新住職